注文住宅・新築を建てる時によく聞く「ツーバイフォー(2×4)と在来工法」とは

2021/01/22(金) 家づくりのこと

最近「ツーバイフォー(2×4)」という単語を耳にする機会が増えてきたと感じました。

しかしそこまで詳しく解説されている場面もあまり多くないので、今回は

・ツーバイフォー(別名 木造枠組壁工法)

・日本の在来工法(通称 木造軸組工法)

の違いや特徴を解説させていただきます!

 

ツーバイフォー(2×4)

 ツーバイフォーというのは造建築の工法で「木造枠組壁工法」の中の1つに分類されています。

そしてこの「2」と「4」というのはインチ数を現しており、家を建てる際に使う角材のサイズのことになります。

なので「2×8」「2×10」などといったサイズもあります。

 この角材と合板を接合して、柱や梁の代わりに壁、床、天井、屋根部分を作り、それを組み合わせることで箱状の空間を作っていきます。

また「サイズごとの角材と合板を合わせて作る」という面を意識した単純な工法なので、高度技術が必要ではないのも特徴です。

 

メリット

面で構成されているので「耐震性」「耐風性」に優れています。

また、各部屋の天井や壁には耐火性の高い石こうボードを張るのが一般的であり、炎が広がりにくくなるファイヤーストップ構造にもなっているため「耐火性」にも優れています。

そして工期も比較的短く済むため、費用面もお安くなりやすいです。

 

デメリット

 面で構成していくため、リノベーションや間取りの変更が構造上難しくなってしまいます。

開口部を大きくとることも、強度が下がってしまう関係上できない場合があります。

なので在来工法(木造軸組工法)よりも自由度は下がってしまうと言えます。

 

在来工法(木造軸組工法)

在来工法は日本で最も一般的な工法で柱や梁といった軸組で構造を支えます。

そのため広い開口部を設けられるなど間取りの自由度が比較的高めであることが特徴です。

 

メリット

やはり1番のメリットになってくるのは自由度の高さです。窓を大きく作ることも出来ますし、リノベーションをする際も間取りに融通が利くことから、増築、減築を伴うような間取りの大規模なリノベーションにも柔軟に対応ができます。

また、日本で古くから使われてきた工法ですので在来工法を扱う工務店も多く最初に建てた業者に依頼ができなくても、違う業者に施行を依頼できる点がメリットといえます。

 

デメリット

規格化されているツーバイフォー(2×4)と比較するとどうしても施工期間が長くなってしまいます。

そのため人件費も上がり、材料も多くなるのでコストがかさむことがあります。

また、ツーバイフォー(2×4)よりも複雑な工法ですので工務店次第では、大工の技量に差が出てくる場合もあります。


 

いかがだったでしょうか。

工法はこれ以外にもまだまだありますが、家を建てる際の代表的な工法はこの2つなので、これを押さえておけば問題はないかと思います。

私が思う大まかな特徴は

・安定性や時間、費用を考えているならツーバイフォー(2×4)

・理想を叶えるために自由度が必要なら在来工法(木造軸組工法)

です。

 

家を建てようと思って調べるとわからない単語が山のように出てきます。

そんな時はお気軽に中村建築までご連絡ください。

私たちが誠心誠意、対応させて頂きます。

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